やまもと けんゆ(津軽三味線)

「交響曲第5番<運命>第一楽章/プライド21(オリジナル)
制作:株式会社 ハーモニー
製造:東芝EMI株式会社  PCDLZ-1155


三味線:山本謙湯
シンセサイザー:塚山エリコ
シンセサイザー・オペレイター&Mixed:鈴木<ひろみ>浩之
レコーディング・エンジニア:Mr.池田(東芝EMI)
ディレクター&プロデューサー:佐藤方紀(Harmony)
1999年/M・A・C Studio &TOSHIBA Terra CSt.

津軽三味線<山本謙湯>さんの、ファーストCDです。今回、山本さん、そしてプロデューサーのハーモニー・レーベル佐藤方紀さんから、私の方に依頼があった時に「・・曲目は、あのベートーベンの第5番<運命>の第一楽章なんですよ・・・」と言われ、この難曲を、しかも三味線でとは・・・とても、ビックリしましたが、なんとも新鮮でおもしろい物になりそうな気配がしてました。そして「・・なるべく人間的で、暖かい音にしたいので、オケはすべて手弾きでお願いしたいのです。打ち込みでなく・・・」とのこと。さて、大変だな〜とは思いましたが、なんかワクワクもしてました。(実は、某試験で一人で「運命」第一楽章弾くことになりそうだったので、コピーして、倒れるほど練習した覚えがあるのダ!!ウン十年前に)そして、オーケストラのすべてのパートを、一つづつ重ねていく作業をして、50〜60人のオーケストラに限りなく近いサウンドを出すための日々が続きました。(ドンカマ無しでの、ダビングはとても大変なのです!!)でも、仕上がりを、山本さんも佐藤さんもとても気に入ってくださり、その上に、あの津軽三味線の響きが加わると、とても新鮮で新しい世界が出来上がりました。山本さんは本当に熱い方で、時間さえあれば、一日中でも三味線を弾いていらして、三味線一筋!!の人生を送ってらっしゃいます。その、純粋で一途なお人柄からは、とても学ぶものがありました。ジャンルという壁をのりこえて、たくさんの、いろいろな音楽に接している山本さん。CD発売と同時に、コンサート、または、ストリート・パフォーマンスなどでも、山本さんの姿を見かけることもあると思います。ファンキーで、気さくな、三味線の師範です。みなさんも、どうぞ、応援してあげてくださいね。    2000年3月   ERIKO

※このCDに関する、お問い合わせは、株式会社 ハーモニー TEL/03-3357-3306
または、ホームページ http://www2.plala.or.jp/HARMONY/まで

   

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