2001/12/28 Updated  


Vol.28






2001/12/13  12:00 Recording at YAMAHA Epicures Studio
photo By Eriko


この日は、某企業の会長さんの「お別れ会」式典用音楽のレコーディングが、東京は目黒にあります「ヤマハ・エピキュラス」スタジオにて行われました。故人は<司馬遼太郎さん>の著書「街道をゆく」がお好きだったそうで、今回は作曲家「冨田勳」さんの同名のテレビ番組のテーマを、雅楽器の「篳篥(ひちりき)」で演奏するという企画のもので、そのリアレンジを私が担当いたしました。篳篥奏者には<稲葉明徳>さんをお迎えして録音は進みました。


Musician & Stuff




♪ Akinori Inaba
篳篥(ひちりき) <稲葉 明徳>




今回、私は初めてご一緒させていただきました、篳篥奏者<稲葉 明徳>さん。
稲葉さんは、雅楽の世界でのご活躍はもちろんのこと、各方面で、すばらしいご活躍をなさっていらっしゃいます
また、稲葉さんは、SAX奏者でもあるので、アドリブはもちろん
この難しい「篳篥」という楽器を、スバラシイ技術と感性で演奏してくださいました(びつくり!)
ポピュラーの楽曲に稲葉さんのメロディーが重なると、今までに私が経験したことのない不思議な世界に
導いてくれました。機会がありましたら皆さまにも、是非お聴かせしたいです!


<篳篥(ひちりき)>


今回、私も間近で初めてみましたが、思ってたより大きさは小さくて
ダブル・リードで、ピッチは「433Hz〜」と低めの楽器です。音域は、GからA(3G〜4A)まで。
でも、稲葉さんは、な・な・なんと!(3F#〜5F位)まで吹けてしまいます。
ご覧のように(穴はこれだけしかない)、音程の調節はほとんど「リップ」のみで演奏
されますが、あの独特
(結婚式の時の曲「越天楽」のメロディーは篳篥です)の「ベンド」の感じが
なんとも「エスノ」な感じを醸し出して、アカペラで演奏してくださった時には、鳥肌モンで、感動しました!






♪ YAMAHA Epicurus Repro ROOM






この日は、打ち込みでオケを作り、その後、生ギターと篳篥を録音するという手順で
行われました。写真奥は、エンジニアの重田さん、手前がシンセサイザー・オペレイターの杉本氏


♪ Yousuke Sugimoto
Synthesizer Operator <杉本 洋祐>






もう、このHPでは超お馴染みになりました、シンセサイザー・オペレイター<杉本 洋祐>さん。奥に、立てかけて置いてあるシンセは、YAMAHAの新製品シンセの「 MOTIF」。今年は、杉本君とのお仕事も多かったですが、最近、腰の具合が少し悪いそうなので、どうぞ気を付けて!また、来年もお互いがんばりましょう。私も「Triton」を早くマスターしなければ・・(笑)


♪ Takayuki Fujiwara
Producer <藤原 隆幸>



こちらも、お世話になっておりますぅ〜(株)エピキュラス・プロデューサー<藤原 隆幸>さん。ほ〜んと、何度も言いますが、私は藤原さんとお仕事するときは、安心して創作活動に打ち込めます。やっぱり、作家の気持ちをとっても理解してくださって、それ以外もことは、しっかりと受け止めて(笑)処理してくださってるからだと思います(感謝〜〜〜泣)来年も、よろしくです!


♪ Katsumi Shigeta
Recording Engineer <重田 克美>




この日は、1&2st.が空いてなかったので、プリプロルームでの録音となり「ロケーター」の前にいる彼の姿を久しぶりに見ました(笑)エピキュラス・レコーディング・エンジニア <重田 克美>さん。ロング・ヘアもキマってます!(シャンプー大変なのかなぁ〜〜)



♪ Guys!!







というわけで、この日の打ち込み作業は、スムーズに進み、昼食タイム!若者三人は、「カツ丼」を食べております!写真撮っている私は、カレーパンと、サンドイッチを食べました!
(写真右は、杉本君のローディーさんです)


♪ Eriko Tsukayama
作・編曲・キーボード<塚山 エリコ>

そして、この日も謎のオンナは、姿を見せないのであった!何時会えるのかなぁ^^^!

See You Again!